アイシーワン消毒のIPM
IPM(IntegratedPest Management)は、「総合的有害生物管理」の略で、有害生物(虫やカビなど)の発生を最小限に抑えつつ、人体や環境への悪影響を低減するために薬剤をできるだけ使用せず、複数の対策を合理的に組み合わせて行う手法です1。
総合的アプローチ : IPMは、単一の対策だけでなく、環境的対策、物理的対策、化学的対策、生物的対策など、さまざまな方法を組み合わせて有害生物を管理します。これにより、効果的かつ持続的な結果を得ることができます。
維持管理基準の設定 : 事前に防除対象生物や場所ごとに「維持管理基準」を定めます。これは、問題点や基準を超える場所を調査し、最適な対策を実施するための基準です。
効果の判定 : 実施後には、対策の効果をきちんと判定します。これにより、適切な修正や改善を行いながら、有害生物の管理を継続します。
IPMは、農業面での害虫管理から始まった考え方であり、現在は博物館や建物の衛生管理など、さまざまな分野で活用されています。有害生物に対する知識と技術を持った専門家がIPMを実践することで、人や自然環境にもやさしい方法で有害生物を管理できます。